「広島学院校舎建設募金」募金趣意書

「 イエズス会教育のさらなる実現に向かって ~広島・古江の丘から~」

広島学院は、原爆からの復興と世界平和の願いを込めて、 1956 年にイエズス会によって古江の丘に設立されました。焼け跡で懸命に人々を支えた神父のみなさまが尽力し、世界中の善意ある人々の寄付によって誕生した、中高一貫の男子校です。
「 Be Men for Others, with Others 他者のために生き、他者とともに生きる人間たれ 」をモットーに、カトリシズムに根ざした全人教育を行い、創立以来多くの「仕えるリーダー」を輩出しております。

各分野において卒業生が活躍し、その社会的貢献から本学の教育活動は高く評価されてきました。
創立 70 年を迎える今も、広島の名門男子校としてその教育には大きな期待が寄せられております。
イエズス会教育実現のため、教職員一同、生徒たちとともに学び、日夜研鑽に励んでおります。

近年は、科学オリンピックへの挑戦などの知的活動だけではなく、イエズス会の精神「 Go to the frontier 」にもとづき、国際交流やボランティア活動の充実を図り、社会問題へ取り組む生徒を育てております。これまでの「フィリピン研修」にくわえて、コロナが収束した2022 年には「カンボジア研修」を開始し、 2023 年には「アメリカ研修」を開始いたしました。また、広島や大阪釜ヶ崎での「炊き出し活動」などの地道な支援活動も続けています。
広島で生まれたイエズス会学校として、平和学習を教育的責務と考え、誠実に取り組んでいます。

広島学院の現校舎は、創立以来その教育方針を具現化する器として大切に守られてきました。
しかし老朽化が進むなかで、次第にその役割を果たすことが難しくなってきました。生徒の主体的活動を支える設備や高度情報化に対応するICT設備、災害等のリスク対応、バリアフリー化などが求められています。

そしてこのたび、創立70 年を迎えるにあたり、教育活動のさらなる質的向上と環境整備に向けて、新たな校舎の建設を推進することといたしました。

私たちが求める校舎は次のようなものです。

⑴ 「主体的な学びあい」「多彩な学び」 を実現する校舎
~好奇心の高い生徒たちが刺激し合い、心おどらせながら挑戦する~

好奇心の高い生徒たちが集まり、互いに刺激し高めあっていくのが「広島学院の学び」の大きな特徴です。
生徒たちが自発的に集まり、工夫しあって目標を実現する校舎をつくり、「仲間と切磋琢磨しながら、新たな挑戦に心を燃やす生徒」を育てます。
そして、世界とつながる交流、体験のわかちあいを実現します。


⑵ 「学びと遊びの調和」「集中力の育成」を実現する校舎
~本気で学び、本気で遊び、高い集中力を身につける~

「真剣に授業に挑む」「瞑黙で切り替えを行う」「しっかりと体を動かして遊ぶ」集中力を鍛えるのが広島学院の学校生活です。
学びと遊びをともに可能にする校舎をつくり、「瞑黙」の伝統を大切にすることで、「集中して目標を達成する生徒」を育てます。


⑶ 豊かな自然を肌で感じ、一人一人が安心できる校舎
~山と森に守られ、瀬戸内海を眺めながら学ぶ~


山からのそよ風が木々の香りを運び、目の前には瀬戸内海が広がる…。
多くの卒業生が、よき思い出として語るのが、本学の豊かな自然環境です。自然と調和する校舎をつくり、「自然に包まれた学び」を生徒たちに与えたいと考えます。

⑷ 地球環境に配慮し、自主管理が可能な校舎
~環境意識と自立心を育てる~

自然換気や自然光の利用など、エネルギー問題に配慮した校舎をつくり、環境意識を育てまず。また、自主管理が可能な校舎をつくることで、
本学が大切にしてきた「掃除を通しての学び-環境を自ら整えることで自立心を育む-」を実現します。


「新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れねばならない」(ルカ5:38)
広島学院のこれまでの伝統を大切にしつつ、400年以上続くイエズス会教育のさらなる実現のために、私たちはこの広島の地で新たな挑戦をしていきます。

校舎建設のために、みなさまのご理解とご支援をお願い申し上げます。


2024年12月吉日
広島学院中学校・高等学校

校長 中間哲也
          記

1 名称「広島学院校舎建設募金」
2 期間 2024年年12月1日から2027年3月31日
3 目標金額 5億円





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¥30,000
¥10,000
¥300,000

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